〜手焼きカステラ専門店〜
創業当時よりつづく、生地づくりから焼き上げまでを一人の職人が行い、今でも「手焼きカステラ専門店」として受け継がれた技を継承しております。

1953年創業、創業者が独学でカステラの製法を研究し、手焼き一筋「カステラの長崎本舗」を製造しております。
2008年、カステラの新ブランド「長崎カステラ糖庵」を発表（越中哲也先生の命名）
伝統的な手焼きの長崎カステラに、独自の製法を加味した弊社オリジナルのカステラを日々製造販売しております。
 

◉長崎には、数多くのカステラを製造しているメーカーがございますが、カステラのみをつくっているメーカーはほとんどございません。
また何百年もつづく老舗メーカー（福砂屋、松翁軒、文明堂）がある中でカステラのみで勝負していくのは大変厳しいものがございます。
創業者が作った下さった製法を大事に守りながら、今後も日々精進してまいります。


◉ ー越中哲也の「長崎菓子面白話」よりー
長崎のカステラは、長崎に来航してきた南蛮船乗組のカステラ王国の人より長崎の人・《村山等安》が習い、一五九二年豊臣秀吉に献上したことに始まるという。
秀吉は、此の南蛮菓子を大いに慶び《等安》を初代長崎代官に任命している。
其の後、長崎の人達は「カステラ等安」と呼んでいたが、時代が下ると当時は、普段容易に使用できなかった白砂糖が充分に用いられていた事より「長崎カステラ糖庵」とも呼ばれていたという。